26.ウエディングのお菓子

something new, something old, something blue…

新しいもの、古いもの、青いもの、などと、結婚式には不思議で楽しい約束事がありますね。では、結婚祝いのお菓子には、どんな習わしがあるのでしょう?

イギリス式のウエディングケーキは、その昔女王様が始めた様式にならい「三段重ね」がお約束。純白の砂糖衣の中には、日持ちのするフルーツケーキが隠れています。下の段は列席者と分かち合い、真ん中の段はこられなかったお客様へのお土産。そして最上段は結婚1周年や、ベビーのお誕生までとっておくこともあったそうです。

これはまさに、熟成味を楽しむお菓子、フルーツケーキだから成り立つ習慣です。と言っても、外側が空気に触れているのではいけません。そこで、ケーキの外側に粉砂糖と卵白少量を混ぜた砂糖衣、ロイヤルアイシングで覆って乾燥を防ぎます。これが発展したのが、故ダイアナ妃の婚礼時に日本にも知られるようになった、正統派・ロイヤルスタイルのウエディングケーキ。アイシングは、乾くとまるで卵の殻のように白く堅く、中のケーキを守り、低湿なところでは長期保存に耐えてくれます。ちなみに砂糖衣をする前に、おいしいマジパンペーストで薄くカバーすると一層おいしく、表面が美しく仕上がります。

何でも急いで、できたてを…の価値観が主流の日本でも、ロハスのような「ゆっくりを楽しむ」人が増えています。人と人のつながりのように、年月を経て培われる味わいが、人生の節目を祝うたべものには、ふさわしい気がしますね。

アンジュのお客様の中には、披露宴のほかに自宅で小さなウエディングパーティを開く方も増えています。砂糖衣のフルーツケーキはもちろん、引き出物にはチョコレートと極上ドライフルーツのハーモニーが見事な「コンチェルト」や、輝く金色のパイナップルが切なく甘い「マドモアゼルヴィオラ」を。季節はまさにジューンブライド。お客様が、親しい方と分かち合うその一口に、「あなたの小さな喜びになりたくて…」というアンジュの心が重なりますように。

 

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